内面のはなし「勇気についての本」Courage〜勇気〜 :OSHO著 山川紘矢+山川亜希子 訳

本屋に行った時、ふだんあまり縁のない思想・スピリチュアル系の本棚で目に留まったのが黄色の背表紙のこの本。「Courage〜勇気〜 :OSHO著」とある。

何気なく手に取ったのだが、翻訳が「山川紘矢+山川亜希子 訳」であったので購入することにした。

この訳者方をご覧になって「おや?」と思った方もいらっしゃるだろう。ご存知、パウロコエーリョ著の「アルケミスト」を翻訳されたお二方である。

著者、現代の神秘家のOSHOは、本編の中でこう云う。

勇気は恐れの正反対のものだ。概知のものを落とす用意を常にしていなさいーそれを喜んで落とすだけでなくーそれが熟すのを待っているだけでなく、準備するのだ。新しい何かに飛びつきなさいーその斬新さ、新鮮さはとても魅力的だ。すると勇気が生まれる。(中略)あなたは少しずつ進み、準備し、一瞬一瞬に生きていなければならない。そして未知の美しさと親しくなればなるほど、あなたは自分の中に新しいものを作り始める。それは常にそこにあったのに、一度も使われていなかったものだ。


この本を読めば、望むものが手に入るとかそういう安易なことは書かれていない。万人に共通のレシピがあるようでいて、そうではなく、個々人の内面と向き合うことで勇気は生まれるのだ。

訳者あとがきにもあるが、「この本は知識を伝授するものではない。人々の覚醒を促し、自分に関する気づきを与えるもの」である。

同翻訳者の名著「アルケミスト」で繰り返し出てくるキーワード、『マクトゥーブ(それはすでに書かれている)』。これが意味するところは、世界には大いなる手によって書かれた物語があり、真実を求め冒険する者にはそれが(宝物が)与えられると、語られている。

「勇気」「アルケミスト」どちらの本も、内面についての本である。精神/神秘/覚醒といった言葉を聞くと、なんだか腰がひける方もおられるかもしれないが「ものは充分にあるけれど、心の安らぎがないように感じる」現代においては、長い間構ってこなかった自分自身の奥深くについて、思いを巡らせるきっかけとなる一冊になるのではないだろうか。


岡本太郎も著書「自分の中に毒を持て」をはじめとして多数の著書、発言の中で、「瞬間瞬間を生きろ。安全な道と危険な道があれば必ず危険な方を選べ。」と繰り返し発信している。

知らないから、分からないから怖いなあと、思う方にこそ可能性がある。


たぶん、自分次第ってことです。


 

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