Memories in Australia.[序]

🇦🇺オーストラリアの記憶(Memories in Australia)🇦🇺

今から13年前の2007年にオーストラリアへ行ったときの話をしたい。国が推奨するワーキングホリデー制度を利用し、関西国際空港からの片道切符でオーストラリアへ入国した。22歳の僕は、どこへ行き、なにを感じたのか?今となっては、おぼろげな記憶。そこから正確な事実を書き起こすことは、とても難しい。

日本を発つ前、バンドマンとしての成功を夢見ていた、地に足のついていない、凧のようにふわふわと、常に不安定な若者だった『僕』。異国での十分な資金もない生活、日銭を稼ぎ続けることで糊口を凌いだ日々。オーストラリアでの生活は約一年、たった一年間の旅。期間は短くとも、その経験は、自分にとってはターニングポイントとなっている気がする。その実感は、後になってわかってきたこともある。

物語を記述として、可能な限り正確に書き起こすための手掛かりになるのは、その期間に書き残していたノートブック。一枚一枚ページをめくり、少しずつ思い出しながら、文字に起こしてみたいと思う。

実際に書いてみると、事実とは異なる、尾ひれがついた「フィクション」になってしまうかもしれない。しかし、可能な限り事実に基づく記述にしたい。すでに10年以上の年月が経っていることで記憶が薄れてきてしまっている。
筆を進めるために、必ずしも時系列順に書くことにも、あえて拘らない事にしよう。これは、語りたいエピソードと記憶の思い起こし順を優先する。

なお、物語に登場する人物や会社名は実名としない。
改めて掘り起こす記憶の断片。それぞれのエピソードが繋がったとき、どんな物語になるのだろうか。

ぜひご一緒に。


Text: 小佐直寛(Naohiro Kosa)

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