簡単な木工で「おままごとキッチン」を作ってみます。その2。完結編。
前回は部材を作るところまで作業しました。今回は実際に組んでみて、完成まで行きたいと思います。


「大入れつぎ」に加工してあるので一度、木ネジなしで組んでみました。
木ネジ要らないかも。
これで、土台は完成。継手がしっかり出来たので、木工ボンドのみ、木ネジの打ち込み無しでOKです。
①キッチントップの流しを計画
キッチンなら、野菜やお皿を洗う「流し」は重要です。木ばかりで組んでいるので、ステンレスの流しが有ると無いとでは雰囲気が大違い。なお、おままごとなので排水口までは作っていません。
こんな風にカットしました。
一枚板だと大変な穴の切り出しも、長手の板を複数枚使うことで、切り出しがカンタンにできます。
②4枚の天板をつなぐ
流しのステンレスをはめる穴の切り出しはカンタンでした。が、複数枚ある場合はそれぞれを繋がないといけません。
「ハタガネ」「クランプ」が必須アイテムです。
ここではハタガネを使います。
木工ボンドを塗って、ハタガネで止めます。
斜めにスリムネジ(58mm)を打ちます。
他も同じように打ちます。ネジの頭が出ないように5mmほどの深さを穴あけビットで、空けておくと良いでしょう。
鉛筆で書いた斜めの線が、ネジを打ち込む時の目安。
天板をつなぐ作業が完成
③天板を土台とつなぐ
垂直にスリムネジ50〜60mmを打ちます。一つの柱に対して二本づつ打てば十分でしょう。
④壁面収納を作る
壁面収納は20センチくらいが良いなーと思ったのですが、丁度良い材料がありませんでした。
なので、あるものを20センチくらいに切り出して、並べて壁面にすることに。
背面のネジの数がすごいことに..!笑
高さがまちまちな上の部分は、「木製のハンガー掛け」を一番高い位置に置くことでフォローしました。
⑤仕上げ
紙ヤスリで各部を仕上げていきます。子供が使うので、ササクレなど残さないように、危険なところがないかの最終チェックもここでします。
色を塗ろうと思っていましたが、この雰囲気が気に入ったので、後日、無着色のニスを塗ろうと思います。
完成
壁面の木材がバラバラなのが、なんか良いアクセントになった気がします
遊びスペースに置いてみた。
いい感じに収まりました〜
木工作業に掛かった時間は、二日間でトータル8時間くらい。
難易度も低めなので、気になった方は、ぜひ作ってみてください!
収納部分の前面に突っ張り棒をして、花柄のカーテンをかけても可愛いかもしれませんね。
自分で楽しくお片づけができるようになってくれると良いなーと思っています。
以上!おしまい
Text & Photo : 小佐直寛(Naohiro Kosa)