BGMの音楽を権利や制限のないところで提供したい
ぼくは比較的長めで、ストーリーを持った音楽をつくることを好む人間なので、Instagramでの60秒の動画つくりは、制作のモチベーションを保つためであり、それ自体がゴールではありません。制作としてのわかりやすい目標は、音楽作品をCDなどにアルバムとして収録することです。
作った作品は、自分のところに留めるのではなく広く使ってもらえるほうが嬉しいと感じます。いまは個人のYouTubeや、Instagramでの投稿が日常的に行われていますから、そういう場面で楽曲を使ってもらえたらいい、と考えています。
BGMが必要になった場面で、選択肢のひとつにしてもらえたら、こんなに嬉しいことはありません
デジタルでの発表を始めとして、CDーRに焼く、はたまたカセットテープにダビングする、USBメモリに入れて配る、など、作品の発表には様々な方法がありますが、製作にかかる費用だけを見ても、入念に計画し製作するのが、一般的にはプレスCDとなります。
ただ、情熱を持って作ったものというのは、発表後も自分の名刺代わりとして、有効に働いてくれることがあります。このCDが出会いのきっかけとなって、繋いでくれた人や企業は少なくありません。自分の制作物が、人との繋がりを生んでくれることは、すごく幸せなことです。そこから仕事の依頼を下さった方もいます。感謝しています。
ロイヤリティフリーについて
さて、音楽を通じて人や企業と関わりをしていく中で、権利や制限を気にする場面は多々あります。それは、悪い面ばかりでもなく、双方の利益と信頼の構築のために、膝を突き合わせて話をする機会を持つことは、やはり大切なことだと思っています。
僕自身も、インスタグラム用の短い音楽動画を作るために、使用料(ロイヤリティ)フリーの動画素材を使わせてもらうことが増えました。
そんな時には、敬意の念をこめる意味でハッシュタグをつけ、作者のクレジットを必ず載せることにしています。