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音楽と、制作について

京都ブライトンホテルのシネアドBGMを制作させていただきました

以前、京都ブライトンホテル様の劇場CM(シネアド)のBGMを制作させていただいたことがあります。個人の作品つくりとしての制作活動以外に、ご依頼を受けて音楽のお仕事をさせていただくことがありますが、これは映像との相性の良い電子音楽ならではだと思います。

この劇場CM(シネアド)は、すでに公開が終了しており、当ブログで掲載しても良いと許可がおりましたので、ここで早速ご紹介させていただきたいと思います。

そっと手を握ってくれたそのひとは この場所で 永遠の愛を誓ってくれた となりの彼がそのひとかもしれない  京都ブライトンホテル

このシネアドは、2011年に現・7EVEN 代表の李 智亨さんによりディレクションされ、京都市内のMOVIX系列劇場を中心に、本編上映前のCMとして2013年秋頃まで上映されていました。

映像が表現している結婚式の神聖さや、透明感のあるイメージを損なわず、映像をより引き立てるBGMになっていると思います。

映像と相性の良い電子音楽

エレクトロニカ/アンビエント(Electronica/Ambient)というジャンルは、ポップスに比べるとニッチな存在ですが、注意して聴いてみると、実は様々なCMのBGMを担っていたりします。

その背景には、電子音楽の音楽性の多様さがあるからかもしれません。

電子音楽は、一言で「こういうものだ」というのが難しいジャンルです。電子音楽のミュージシャンはひとつのイメージに縛られることなく自由に、エレクトロニクスやテクノロジーの恩恵を最大限に生かして、作曲者のセンスやイメージを凝縮、表現することができます。

ですから、聴き手が「こういう音楽が聴きたい」という具体的なイメージを持っていると、リクエストに応えてくれる音楽も実在する可能性の高いジャンルだと言えます。

また、電子音楽に分類される中でも、Electronica/Ambient/New Fork/Post Classical と呼ばれる音楽は、「透明感がある・洗練されている・叙情的である・切ない」などの映像的イメージと結びつきやすく、映像と相性の良いジャンルだと思います。

それは、作曲者が自身の中に映像的イメージを抱きつつ作曲している場合が多いからであり、その映像的イメージを、忠実に再現できる音楽作品のひとつだからです。

ひとにより意見は様々だと思いますが、一見冷たく洗練され抽象的なイメージのある電子音楽は、意外なほど具象的であり感情的だと私は思いますし、そういう思いで制作に向き合っています。

また、Electronica/Ambient系の電子音楽作品は、時々「ベッドルーム・ミュージック」と呼ばれることがあります。

そういう名前がつく理由は、「踊るための」クラブ/ダンス系の電子音楽ではなく、自宅のベッドルームでゆっくりと寛ぐような「内省的な電子音楽である」と、言いたいからでしょう。

電子音楽/エレクトロニカの懐は実に深く様々な経緯を持った音楽クリエイターが行き着いた先だと思います。(元はと言えば、私自身も”Drop Dチューニングを愛した”ハードコア系ロックバンドが出身です)

電子音楽という音楽は、ジャンルレスに、そして自由にクロスオーバーし続けることで、日々アップデートを繰り返している音楽です。そして、同じような印象の音楽やムーヴメントがまとまった時に、また新たなサブジャンルが生まれて、それがのちにポップスにも影響を与え、吸収されていくのです。

このように多様なイメージと先進性を持つところが、電子音楽の大きな魅力のひとつでもあります。


映像作品は、広告になくてはならないメディアです。映像をより印象的なものにするために、音楽もまた、なくてはならないものです。

印象的な映像に仕上げたい、とお考えのときは音楽家に相談をしてみてはいかがでしょうか。音楽(BGM)をオーダーメイドで制作すると、映像にフレキシブルに対応できます。

なお、当方でも音楽の制作依頼を承っております。ご相談だけでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

よろしくお願いいたします。


Text : 小佐直寛(Naohiro Kosa)

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