とにかくメモをしたい。習慣というのは恐ろしいもので、仕事であれ、家庭であれ、見たこと聞いたこと、思いついたことは忘れないうちに書き留めておきたい。ふとした思いつきが、新しい探求の可能性を秘めていて、つまり自分を楽しませてくれることを知っているので、ちょっとしたことも取りこぼしたくないのです。
小説の中のように喫茶店で紙ナプキンにメモをすることこそ無いものの、一日の中でたくさんのメモが生まれる。だから、アレどこに書いたっけ?問題が発生する。
探し出すのはとても手間だし、面倒だ。そこで、僕は自分なりにルールを作りノートの運用をしているので紹介します。
基本は、三つ
①「メモ」
②「手帳」※タスクとスケジュール管理
③「自宅のノート」※マザー・ノート
僕は、仕事とプライベートのノートを分けて使用しています。
しかし、基本は上記の3つに絞られます。
ノートを取ることの目的は、【メモ→タスク→アーカイブ】。
ノート術については、専門的に書かれた書籍がたくさん出ています。興味がある方は、ぜひ読んでみてください。
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仕事編
◯メモ:A4コピー用紙の裏紙をA5に切ったもの、または手のひらサイズのミニメモ
→メモを確認後、すぐ捨てられるものが望ましい(用が済んだら、ポイ)なお、A5サイズの裏紙を束ねるクリップは、安定性のある平面タイプのものが望ましい。例えばPENCO。
◯タスク:手帳のスケジュール欄でタスクにおこす(1日1ページタイプが望ましい)
◯アーカイブ:プロジェクトの終了後、まとめを作成。業務手順や、失敗した点を重点的に文書化する。
→保存先は、社内で使用しているPC
→これにより、引継書の資料も同時に作成できる
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僕の、「ほぼ日手帳」の使い方を紹介します。
上のPDFの中にも書いていますが、グリッドが入っているので好きな場所で「TO DOリスト」として書き込むことができます。
チェックボックスは蛍光マーカーで作成します。これにより、視認性をあげられ、また、仕事とプライベートをひと目で区別することができます。
企画/音楽制作編
①Project Paper
オキナ株式会社のフリープランニングペーパー。サイズも豊富にありますが、僕はA4サイズを愛用しています。
アイデア出しに最適です。5mm方眼ですので、図やグラフの作成も簡単です。コピーを取ると、方眼は消えますのでスッキリした印象になります。
ちなみに上記の2枚のPDFも、Project Paperに書いたものをスキャンしています。
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②Moleskine Pocket
今は、MOLESKINE ポケット を使用しています。
今までいろんなノートを使ってきましたが、ポケットサイズで、ハードカバーのノートが使いたいときにはモレスキンを選びます。
制作の過程で、調べたことや、気がついたことなど、書き残しておきたい重要なポイントを記載します。いつも制作のそばにあるノートです。
③RHODIA WEBNOTEBOOK
プロジェクトの完成後、重要な情報をまとめるためにA4サイズのノートに集約します。マザー・ノート、つまり母艦ノートです。PCで作成した書類をそのまま挟むことができるため、A4サイズであることはとても重要なポイントです。
A4サイズのノートなら、なんでもいいのです。なんでもいいのですが、どうせなら気分が上がるものを、と張り込んでRHODIAのウェブノートを購入しました。
マザー・ノートは、先まで残していくノートです。
自分が好きなノートを選びましょう。
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言葉に起こすことの重要性
頭で考えているだけではいろんな考えが湧いてきて、なかなか道筋を決められない。
けれど、紙に一つの文字を書き出すと、そこから始めなくてはいけなくなり、連想ゲームが始まる。制限の中で、選択の連続はつづく。でも、それがいい。着地点から、次に足を運ぶ場所を考えることができるからだ。制限は、創造の母だ。
一歩一歩、進めると、思ってもいなかった考えに巡り、新しい視点を得られることがある。
悩んでいるときほど、動けない。まず、どちらかを選んで、そこから歩き出した方がいい。
そして、こうしてブログの記事にすることも、頭の整理にもなっている。あーしてみて、こうしてみて、うまくいってる。ということを人に伝わる文章を考えて、アーカイブしていくからだ。
創造しつづけよう。まずは、自分の頭を整理することからだ。
Text & Photo : 小佐直寛(Naohiro Kosa)