デザインは「紳士的」に仕上げたいとおもった
ジェントルマンデザイン
カラーは黒、ギター、モーターサイクル、たくさんのステッカー。ウイスキーの瓶、ホログラム、スツール、電動バリカン、サインポール。壁にはコレクションのギターが飾られていて、サンバーストのフェンダー・ジャガーとストラトキャスター。白黒の大きなポスターにはカート・コバーンが写っている。クローム仕上げの肘掛けが付いている電動椅子は黒のレザー。待合のバーカウンターを除いて、施術を行う場所には一席のみ配置されている。一見すると”不良”の溜まり場のようなその場所は、京都・舞鶴のバーバーショップ。6Gはありそうなデッカイピアスをしている店主はすごく気さくで、ひかえめにいっても男前だ。90年代のオルタナティブ・ロック〜00年代のエモ/メロディック・ハードコアを愛する、地元のファッションリーダー的な存在。古き良き、思い描くそのままのバーバーショップがここにある。
品質保証
この店は予約が取れない。品質保証のマインドで質実なうえ店主との空間が心地よいために、リピーターが後を絶たない。さらに床屋の基準料金をベースに設定されているから、安価である。美容院の料金設定に慣れていた僕は当初驚いたものだった。店主一人、客一人。一対一の丁寧な接客。人気が出ないわけがない人気店である。
店のファンとしての目線
熱を入れてデザインを考えた。写真を撮り、使用するイラストをつくり、文章を考えた。店のファンであるが故にデザインに力が入った。好きな店のWEBデザインを担当させてもらえるのはとても嬉しいことだし、誇らしい気持ちになる。コーディングの力が足りない部分もあるけれど、定期メンテナンスを請け負っているので、技術の向上とともに足りていないところは補っていきたい。
初案件
上記の「バーバーショップ・シンクス」WEBページ制作は私の初案件でした。魅力ある店主、こだわりの内装、潔い営業スタイル。店の魅力をどうすれば伝えられるか。なんどもデザインを考え直しました。学んだことは、すぐ現場で活かす。そういう姿勢を崩したくないものです。
WEB開発に興味を持ち、HTML /CSS /JavaScriptの初歩を学びはじめて6ヶ月。なにかを学んでいるということがただの自分の慰めにならず、こうして踏み出すきっかけに巡り会えたことは幸運だったと思います。