Naohiro Kosa– Author –
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アイデア研究所
それでもなにか、ささやかな制作を
15年以上前のこと、海外旅行に行った時の思い出でよく記憶している違和感がある。もうすぐで目的の観光地に到着するというときのこと。その日は良く晴れていて、空気も澄んでいて、木陰を歩く人々の姿もきれいだった。つまりなかなかの行楽日和だった... -
暮らしの手帳
Ritual to “END”
終わらせるための儀式 それは、手紙を書くことである。この方法は、ライフイベントの中での引き際(失恋や引退など)に効果的な手法である。紙とペンを用意して心が落ち着く場所に座ろう。さっそく何かを書き付けていくのだが、初めの言葉が大事である。... -
アイデア研究所
Sensei (先生/メンターと呼べるひと)
これまでの人生を振り返ったときに必ず思い出す人がいる。ぼくが悩み、迷っていたときに行先を照らしてくれた人たちだ。その人たちは年上だったり、年下だったり、女性だったり、男性だったり、日本人だったり、外国人だったりする。今回お話ししたいの... -
ウェブ開発を学ぼう
ウェブ開発を学ぼう。
ウェブ開発ができたらどうなる? 世の中のIT化によって、なんでもスクリーンの中で完結する時代になってきました。SNSも多種多様。デジタル化での恩恵は大きく、私たちに与えてくれる楽しみもたくさん持っています。たとえば業務効率化が可能なプログ... -
アイデア研究所
決めつけると、余白を失う
ことビジネスにおいて、これまで何度も何度も繰り返しやってきたことは、失敗を重ねて導き出した方法であり、それなりに自負もあるものだ。何度も繰り返しやってきたからこその暗黙のルールが成り立ち、この業務はこういうもの、という定型ハウツーの思... -
アイデア研究所
field recordingは日常にある抽象に対して具体的に向き合おうとする試み
フィールドレコーディングの音源(録音物)は、耳から入ってきた音の印象を、頭の中で再構築して認識をしていくことですので、音源がどう聞こえるかは、最終的に聴いている人の感性にゆだねられます。まさか鳴っている音すべてに細かな説明文を書くわけ... -
アイデア研究所
芸術とデザインに思うこと
芸術に興味がある人は、少なからず、デザインにも興味があるものではないか。また、デザインに興味がある人もまた然り、ではないだろうか。私もそのうちの一人だ。良いものを好きになる感性は、私たちにとって大事なものだと思うし、何故それが好きなの... -
読切小説
Memories in Australia [Chapter Ⅴ]
V フレッドのレンタルビデオ店の二階にある住居の賃料は、週に390㌦(一日に直すと28㌦)で、これはシドニー市内のゲストハウスに滞在し続けるよりも経済的である。晶馬は今、シドニー滞在を続けるための十分な資金を持っていた。ゴールドコースト... -
読切小説
Memories in Australia [Chapter Ⅳ]
Ⅳ (自分自身の内面について。悲観的ではなく冷静に自分の表現活動・音楽について考える章。ブリスベン郊外~シドニー・チャイナタウン) 川辺で考え事をすると、すぐに思考に入ることができる。だから川辺は晶馬にとってお気に入りの場所だった。胸がひ... -
読切小説
Memories in Australia [Chapter Ⅲ]
Ⅲ 宿の周辺には高い建物がなく春先の爽やかな風が抜けた。宿の外階段は居心地の良い場所だった。スンと別れた後、晶馬は一人で表の商店へ行ってみることにした。外階段から中庭を抜け、ぐるりと回ってバーボン・ストリートへ出る。宿泊している宿、CityC...