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レコードコレクトの記録 vol.003 ”f.s.blumm & nils frahm-music for lovers music versus time”

2020 7/16
「文脈」
2020-07-162024-12-20

エレクトロニカ。細やかなグリッチ。鉛筆を走らせているような音、生活音。様々な音のコラージュをデリケートに配置した楽曲。私たちの、平凡だけど、とてもいとおしい日常を、すこしだけ色づけしてくれるアルバム。時間の経過を味わう音楽が詰まっています。

sonicpieces から2010年にリリースされた本作は、”music for lovers music versus time“と、”music for wobbling music versus gravity”の二枚組構成となっている。

丁寧に作られた楽曲群は、よく練られた曲順によって構成されるアルバム全体としての物語を持っている。ひとつひとつの音は、うぶ毛を撫でるように優しいタッチで演奏されていて、デリケートな音空間が広がる。冒頭でも述べている通り、アルバム全体を通して聴きたいアルバムなのだが、あえて好きな曲を挙げるとするなら、個人的にはこの曲をおすすめしたい。

B4 – ONWARD ONWARD (4:07) Luca Fadda: Trumpet

「文脈」
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