以前の記事でも紹介した RINPOCH RC 3230 Track Crankset。2017年から使用しています。漕ぎ出しに重さを感じるようになってきたのでメンテナンス。
まずは組み外し
RINPOCH RC3230には、専用のBBである”BSA 392″がついています。そのBB外しに使用するのが、この工具です。購入時点の2017年には、他に互換性のあるBBはないと言われていました。
漕ぎ出しの重さの原因は、おそらくBBだと思うので、BBも外します。
ダイレクトクランクの取り外しはとても簡単
コッタレスクランクと違い、ダイレクトクランクは取り外しが非常に簡単で、専用の工具(コッタレスクランク抜き)も必要ありません。
上の写真を見てもらうと分かりますが、左ペダルが右側にダイレクトに繋がる構造になっています。
Pedal Strap にはYNOTを選んで装着しています。
LEADER 725は、パーツをオールブラックで固めているので、少し遊び心を取り入れました。こちらも2年以上使っていますが、へたれることもなく、丈夫です。
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BBの掃除をする
分解しましょう。ベアリングボールを露出させるために、カバーを取ります。千枚通しのようなもので端っこを持ち上げると、簡単に外れます。
指で回転させるとスムースさに欠ける部分がわかります。潤滑油を入れて回転させ、綺麗になるまで汚れを洗い流します。地味な作業ですが、粘りどころです。
掃除を進めていくと、ベアリングの回転が良くなっていくのが実感できます。手を掛けた分だけ、成果につながるのでやりがいがありますね。
RINPOCH RC 3230のパーツ
メンテナンスの重要性
リンポーチのRC 3230は、構造がダイレクトクランクですのでメンテナンスが容易です。快適に長く使うために、こまめにBB周りの掃除や注油をしたいですね。
シングルギアであるピストは、心臓でありエンジン部分のクランクが重要だと考えています。少しお値段は張りますが投資した分の効果はあります。
RINPOCHは、あまり流通していないようですが、BROTURESや、GMTサイクルに問い合わせてみると在庫がまだあるかもしれません。[BROTURES] [GMT CYCLE]
他にも、ダイレクトクランクは各社いろいろなモデルが出ています。
定番のSRAM OMNIUMや、MICHE(ミケ)のエアロクランクも気になります。
手をかけただけ応えてくれる自転車カスタムは、本当に楽しいですね。
寒くなってきましたが、事故なく、怪我なく、みなさん良い自転車ライフを!
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Text & photo : 小佐直寛(Naohiro Kosa)