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僕は13歳(1998年くらい)からスケートを始めましたが、当時の情報源はTHRASHERマガジンとか、TRANSWORLD SKATEBOADINGくらいで、実際のトリックのやり方は「411 VIDEO MAGAZINE」なんかをスロー再生で見て研究していました。(懐かしいですね)
411VMは仲間内で回して見たし、少ない小遣いで買った輸入のスケート雑誌を穴があくほど眺めてはスケートをして、という風に思春期を過ごしたので、スケートボード・カルチャーにまつわる写真や映像など『何かに記録する』ということは、無条件に「かっこいいこと」だと刷り込まれているような気がします。
最近まで、カメラを使って写真を撮ることには、ほとんど興味が無かったのですが、父の倉庫を整理していたら「Canon の FT QL」という古い一眼レフカメラが出てきて、使ってみたことがきっかけで興味を持つようになりました。それまで、iPhoneくらいしか使っていなかったので、もちろん初めての一眼レフ。主な被写体は、やっぱり子供。現像が出来上がった写真を見て、「お〜、ちゃんと背景がぼけてる〜!」と初心者らしい感動を覚えて、見事にハマりました。お父ちゃんありがとう。
そういうわけで、最近スマートフォンでの写真撮影以外に、出掛ける時は、よくフィルムカメラを使っています。
フィルムカメラ以外にも、RICOH のGR digital 3を持っていますが、自分なりにシチュエーション別に使い分けています。
スマホ/タブレット・・・ 仕事用の記録(クラウド保存が主)
デジカメ ・・・ブログ用素材(Adobeソフト編集用)
フィルムカメラ ・・・ スナップ写真(家族や風景など)
フィルムカメラは、デジタルカメラでは味わえない、独特のレトロな質感で見たものを表現できることと、偶然性、現像する楽しみ、ボディ/レンズ/フィルムの組み合わせで個性が出せるところ、デザインとして美しくて所有する満足感がある。といったところが、その人気の理由だと思います。
中古相場を見ると、価格は割と安く手に入るものが多くて、持ち運ぶ時にかさばることと、現像にかかるコストのことを差し引いても十分に魅力のあるガジェットと言えます。
今筆者が使っているフィルムカメラは、
前述の「Canon FT QL」とそれから「Konica CF35 AF2」
375gと重量感は軽く、四角くてコロンとしたフォルムが可愛らしいカメラ。オートフォーカスがあまりなかった時代の先駆者的存在らしいです。
それで実際に撮った写真はこんな感じ。オートフォーカスと言いつつ、結構ハズす。狙ったところにピントが合わない時があるけど、これもまた面白みとして許しましょう。なお、写真にフィルターの類は一切掛けていません。
デジタルカメラの、RICOH GR digital 3で撮った写真と比べると、色合いや質感の違いがよくわかると思います。以下で比較してみます。
こうして比べると、結構違いますね。もちろんフィルターは掛けていませんよ。偶然性も面白いし、フィルムカメラやっぱり楽しい。
フィルムカメラの魅力が少しわかってきたところなんですが、気になってくるのが、スケートボード・フォトグラフィーなんですね。以前、フォトグラファーを追ったドキュメンタリームービーを紹介しましたが、改めて見るとやっぱカッコイイな〜と思うわけです。
そろそろ春らしくなってきたことだし、出かける日もますます増えそうですね。
いざ、春のスナップシューティングと行きましょう。
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Text & Photo : 小佐直寛(Naohiro Kosa)